お店の看板を設置する時は、できるだけ安く効率的な集客をしたいものです。特に立地条件が厳しいお店などは、看板を設置しなければなかなかお店に来てもらえないこともあります。
では、お店の看板はどのような場所に設置すると効果的なのでしょうか。
今回の記事では、看板のおすすめ設置場所、ちょっと変わった設置場所をご紹介します。看板を設置することをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは自分のお店の立地条件を考えよう
看板を設置するには、まず自分のお店の立地条件がどのようなものなのか分析しておく必要があります。
お店が本道沿いではなく、奥まった場所にある場合は、集客のための立地条件が厳しいため、本道の通行人などにも訴えかける自立看板の設置が必要です。地方都市であれば、通行人だけではなく、車にも配慮した看板にする必要があります。
小さな商店街のような場合は、周囲に見るものがたくさんあるため、歩行者の視線は下方向に向いています。このような場所では、高い場所に看板を設置しても効果がありません。このような場合は、地面に直接設置するスタンド看板を選ぶのがベストです。
看板のおすすめ設置場所3選
ここからは、ポピュラーな看板の設置場所を3つ紹介していきます。それぞれに強みがありますので、自分のお店に合った適切な設置場所を考えましょう。
お店の上部に取り付ける「ファーサイド看板」
看板と言えば最もポピュラーなのが「ファーサイド看板」と呼ばれるもので、お店の上部に取りつけ、店名などを表示します。比較的通行量の多い場所にお店がある場合は、この看板を設置するだけで多くの人に認識してもらうことができます。
ファーサイド看板は、ただ目立つことだけを考えるのではなく、お店の外観や雰囲気に合った配色を検討する必要があります。ファーサイド看板は目立つがゆえに、お店のブランディングとしての要素も担っているのです。
お店の敷地内に置く「スタンド看板」
ファーサイド看板に比べ、低い視線から集客を狙う看板が「スタンド看板」です。商店街のレストランやカフェなどでよく目にすることがあるのではないでしょうか。
先ほどご紹介した通り、狭い周囲にお店が立ち並ぶ商店街などでは、人々の視線は上に向かわないので、このスタンド看板をお店の前に設置することが効果的です。
カフェや雑貨屋などでは、手書き風の親しみやすくレトロな雰囲気の看板が好まれる傾向になります。反対に、病院などでは店名など基本的な情報のみを記載したフォーマルな看板にすることが一般的です。
大きな通りで活躍する「案内板」
案内板は、主に車の交通量が多い地方の車道沿いなどで目にする機会があります。
お店の少ない田舎では「●●km先」などという具体的な距離とともにお店の存在をアピールしています。これはお店の存在を知ってもらうだけではなく、そこを目指している人に安心感をもたらす効果もあります。
案内板はドライバーの視界から外れやすいカーブを避け、直線道路の周辺に設置することが一般的です。
意外な穴場!?ちょっと変わった設置場所
ここでは、上記の一般的な設置場所とは異なった、ちょっと変わった設置場所をご紹介します。
リピーターの獲得や売上アップを考える上で意外なヒントになるかもしれませんよ。
トイレの壁に貼られたチラシ
居酒屋などで壁に貼られているチラシを見たことがあると思います。トイレで用を足している時に、視線の先にチラシを貼っておくと、お客さんは自然と読んでしまいます。
また、この手法は安価なため、店内で売上アップを狙う施策を考えている場合におすすめです。
待合室の壁に貼られたポスター
病院やマッサージ店など、お客さんを待たせる部屋があるお店では、待合室に定期検診や予防接種などの受診を促すポスターを貼ると効果的です。
人は慣れない空間に置かれると周囲を見渡す習性があるほか、待合室で待たされるお客さんは時間を潰そうとするため、不意に目に留まったポスターをついつい読んでしまうのです。
店内の看板は一息つける場所に設置しよう
上述の通り、ファーサイド看板やスタンド看板など一般的な場所に看板を設置するほか、お店の内部に売上アップのための施策を行うことが重要です。
店内のチラシやポスターは比較的安価に設置ができ、効果の検証も容易です。店内の看板やポスターはお客さんが時間を持て余したり、一息つく場所を狙って設置すると良いでしょう。
まとめ
看板の設置は、第一に通行する人々にお店の存在を認識してもらうことを目的とします。そのため、周囲の通行量や通行人の視線などを考慮し、できるだけ多くの人に認識してもらうように心がけなければなりません。
また、店内のポスターなどはお客さんが時間を持て余すような場所に設置すると、見てもらう確率が上がります。
まずは自分のお店の立地条件や周囲の環境を分析し、適切な看板の設置場所を選定していきましょう。